東京オリンピックに向けて空手のルールなどを知っておきたいですよね♪
今回は、空手(組手/型)のオリンピックのルールは寸止め?採点方法や階級・流派などについてご紹介します。
『空手』が東京オリンピック2020で正式種目に決定!
空手は琉球王朝時代の沖縄を発祥とする格闘技で、1920年代に日本全国に伝えられ、その後、世界に広まりました。
競技人口は7,000万人以上で、約200カ国で行われています。
オリンピックを楽しむためにも、空手のルールや採点方法などを見ていきましょう。
目次
【空手(組手・型/形)のオリンピックのルールは寸止め?採点方法や階級・流派も】
空手(組手・型/形)のオリンピックのルールは寸止め?採点方法や階級・流派などについてまとめました。
オリンピックでの空手は「伝統空手」という流派!
大きく分けて「型(形)」「組手」がありますので、採点方法もあわせてご紹介します。
『型(形)』
「型(形)」は仮想の敵に対し1人で攻撃技と防御技を組み合わせた演武をします。
突きや蹴りの正確さ・力強さ・リズム・キレ・迫力などが見どころ!
採点方法ですが、7名の審判によって勝敗が決まります。(2019年1月改定)
予選は演武を1人ずつ行い、上位が決勝に進みます。
決勝も採点方式で1対1の対戦形式で行われ、演武する形は世界空手連盟(WKF)が認定する102種類から選択!
1度行った技は同じ試合で再度使うことはできません。
『組手』
「組手」は1対1です。
1人は赤帯・1人は青帯を締め、8メートル四方の競技場で戦います。
攻撃に使える技は「突き」「蹴り」「打ち」の3種類!
攻撃は相手の決められた部位に対して、良い姿勢で威力のある攻撃を行い、適切にコントロールされた技がポイントとなります。
[採点方法]
有効:中段への突き・上段への突きなどで「1ポイント」
技あり:中段への蹴りで「2ポイント」
1本:上段への蹴り・倒した相手への突きなどが決まったとき「3ポイント」
“中段・上段”とは部位のことで、中段は腹部・胸部・脇腹、上段は頭部・顔面・頸部です。
[ルール]
伝統空手は「寸止めルール」なので、実際に攻撃を相手に当ててはいけません!
“寸止めせずに当てていればダメージを与えていた”というような技にポイントが与えられます。
また、空手・組手の「1本」は、その場で試合終了とはなりません。
・競技時間内に8ポイント差がついた時
・3分の競技時間が終了した時(ポイントの多い選手が勝者)
・棄権・反則・失格があった場合(相手選手が勝者)
・同点の場合は先にポイント獲得(先取)した選手
上記4種類が勝敗の決め方となっています。
オリンピックでは、「型(形)」は男女の2種目、「組手」は男女3階級6種目の合計8種目!
各10人で、合計80名が出場しますが、1つの国・地域から出場できるのは1名です。
組手の階級についてはこちら!
[組手 階級]
男子:オリンピックでは67kg級・75kg級・75kg超級の3階級
WKFでは60kg級・67kg級・75kg級・84kg級・84kg超級の5階級あります。
女子:オリンピックでは55kg級・61kg級・61kg超級の3階級
WKFでは50kg級・55kg級・61kg級・68kg級・68kg超級の5階級があります。
続いて、流派についてです。
[流派]
大きく分けて「伝統派空手」「実践空手」と分かれています。
『伝統派空手(ノンコンタクト空手)』
全空連(財団法人・全日本空手道連盟)・WKF(世界空手連盟)がこの伝統派空手で、先ほどもご紹介したように、オリンピックはこちらの伝統派空手です!
「寸止めルール」となっています。
松濤館・糸東流・剛柔流・和道流の4大流派が有名!
『実践空手(フルコンタクト空手)』
伝統派空手の寸止めルールとは違い、「直接打撃ルール」となっています。
基本的には組手のみですが、一部では型(形)を導入しているところもあるようです。
極真会館が有名ですが、正道会館・芦原会館・士道館・大道塾など、他にも多くの流派があります。
空手について見ていきましたが、様々な流派やルールがあり、オリンピックでは伝統空手で寸止めルールということなどが分かりましたね。
日本を発祥とした格闘技ですが、世界へと広まっていて競技人口も多く、オリンピックでも盛り上がるのはないでしょうか♪
ルールを知っておくとより楽しめますね!
ということで今回は、空手(組手/型)のオリンピックのルールは寸止め?採点方法や階級・流派などについてご紹介しました。