スポーツクライミングについてよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、スポーツクライミングとは?発祥地や種類・ルールや採点方法、競技人口などについてご紹介します。
スポーツクライミングとは、垂直にそり立つ壁をカラフルなホールドを使って体一つで登る競技です。
東京オリンピック2020での正式種目に決定しました!
これまでは種目別で競技が行われていましたが、東京オリンピック2020では、全ての種目での総合ポイントで競うという初採用の競技となります。
スポーツクライミングについて、気になる種類やルールなどを詳しく見ていきましょう。
目次
【スポーツクライミングとは?発祥地や種類・ルールや採点方法/競技人口も】
スポーツクライミングとは何なのか、発祥地や種類・ルールや採点方法、競技人口などについてまとめました。
発祥地・歴史や競技人口
まずは、スポーツクライミングの発祥地や競技人口などの情報や歴史をご紹介します。
岩場を登るロッククライミングが発祥で、スポーツ性を調教したものが「スポーツクライミング」です。
発祥地は「ロシア」
1940年代後半から1980年にかけて、当時の「ソビエト連邦」が自然の岩場でスポーツの競技会をしたのが始まり。
1985年にはイタリアで、岩場でのリードによる初競技会を開催し、フランスではクライウォールにおいて競技会が開催されました。
1990年代は日本や米国などでも国際大会が開催されるようになり、ワールドカップ・ユース選手権などの各大会がスタート!
当初はリード・スピードの2種目で、1990年代後半にボルダリングを導入し、現在の3種目になりました。
競技人口は全世界で3,500万人以上、日本は60万人だそうです!
日本ではここ最近で一気に増えたようなイメージがありますよね。
競技の種類・ルールや採点方法
スポーツクライミングの種類は「スピード」「ボルダリング」「リード」の3種目!
それぞれの種類のルールや採点方法などを見ていきましょう。
『スピードクライミング』
スピードクライミングとは、登る速さを競うもの。
スポーツクライミングでは、高さ15mの壁に設定されたコースを、ロープがあらかじめ終了点にかかっている状態で登ります。
使用コースは選手に知らされ、事前に練習することができます。
採点方法は、「どれだけ速くゴールまで登れるか」ということで成績が決まります。
[東京オリンピック2020でのスピードクライミング]
高さ12m・95度に前傾した2つの壁が用意され、2人の選手がタイムを競います。
フライングは1発で失格!
優勝タイムは男子で5〜6秒・女子で7〜8秒なので、驚く速さです。
『ボルダリング』
ボルダリングとは、登り切った回数を競うもの。
スポーツクライミングでは高さ4〜5mの壁で4〜8手ほどのコースをロープなしで登ります。
採点方法については、下記2つで成績が決まります。
「いくつのコースを完登(最後まで登る)できたか」
「完登に何トライ(アテンプト数)を要したか」(途中で落下しても再度トライできます)
少ないアテンプト数で多くのコースを登ることができた選手が上位!
さらに、コースの途中には「ボーナス」というホールドも設定してあり、「ボーナス獲得数」「ボーナス獲得に要したアテンプト数」も成績に反映されます。
※選手は、他の選手のクライミングを見ることができません。
[東京オリンピック2020でのボルダリング]
高さ4mに設定されたコースを、制限時間4分でいくつ登れるかを競います。
選手は事前練習はできず、ルートを考えながら登り、ホールドを両手で保持できれば完登!
『リードクライミング』
リードクライミングとは、登る高度を競うもの。
スポーツクライミングでは、高さ12m以上の壁で、最大60手程度のコースを、自身に繋がれたロープを支点にかけていくことで安全確保しながら登ります。
採点方法は、「どの高さ(高度)まで登ることができたか」ということで点数が決まります。
高度が他の選手と同じだった場合は、より早いスピードで登った選手が上位!
※選手は、他の選手のクライミングは見ることができません。
[東京オリンピック2020でのリードクライミング]
6分の制限時間内に12m以上の壁で、どの高度まで登れるかを競います。
自身に繋がれたロープを、トップのクイックドロー(ロープを引っ掛ける器具)に掛ければ完登!
途中で落ちた場合は再挑戦はできず、そこが記録となります。
そして、上記の3種目を複合した結果で成績が決まる「コインバインド」というものがあります。
『コインバインド』
コインバインドは、総合力を競うもの。
採点方法は、スピードクライミング→ボルダリング→リードクライミングの順番で競技し、それぞれの順位を掛け算します。
結果の数字の小ささで成績が決まります!
苦手種目がなく、高順位を獲得できる勝負種目がある選手が優勝の可能性が高いのです。
2種目終了時点では最終順位が予測できないため、最後まで見逃せません!
スポーツクライミングについて見ていきましたが、登る速さを競う「スピード」・登り切った回数を競う「ボルダリング」・登る高度を競う「リード」の3種目ありましたね。
それぞれ異なる点も多いですが、どれも身体能力やテクニック、知力や判断力などが必要となる競技です。
ルールや採点方法などを知っておくと、より観戦するのが楽しくなるので、ぜひ覚えておきましょう♪
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ということで今回は、スポーツクライミングとは?発祥地や種類・ルールや採点方法・競技人口などについてご紹介しました。