里芋の下処理などが分からない方も多いと思います。
今回は、里芋の土臭さの下処理やアク抜きの方法、ぬめりは取らない!?取り方などについてご紹介します。
里芋の旬は秋〜冬頃(9月〜12月)
煮物などで定番の食材「里芋」は、カリウムの含有量が他の芋類の中でもトップクラスで、カリウムにはナトリウム(塩素)を排出する役割があるので、高血圧などに効果があります。
でんぷんなどの炭水化物は全体の10%程度で、他の芋類に比べると低カロリーのため、ダイエット中にもいいですね。
他にも、美肌・造血作用・がん予防などにも期待されています!
里芋を買う際は、泥が付いている・湿っている・丸く太っていてずっしりしているものを選ぶと鮮度がよく味もいいと言われていますので、美味しい里芋を選んで購入してくださいね♪
調理時の気になる下処理の方法や、ぬめりを取るべきか!?などについて調べましたので見ていきましょう。
目次
里芋の土臭さの下処置やアク抜きの方法は?
里芋の土臭さの下処理やアク抜きの方法についてご紹介します。
土臭さを感じたことがある方は、里芋に苦手意識を持っている方も多いと思いますが、下処理に気をつけると土臭さを感じなくなります。
下処理を丁寧にやることが大事です!
[下処理]
(1)泥がついているものは水に流しながらタワシで洗って泥をよく落とし、皮付きのまま乾かしておく
(2)乾いた里芋の上下の部分を平行にまっすぐ切り落とし、続いて側面を六角形になるように切る
(3)塩で揉んで、水で洗い流す(ぬめり取り効果も◎)
(4)鍋にたっぷりの水と一緒に里芋を入れて沸騰させて下茹でし、取り出してから水でさっと流す
簡単に下処理したい場合は、電子レンジでも可能です。
[電子レンジでの下処理]
(1)泥を水で洗い流したら、里芋の上下の部分だけまっすぐに切り落とし、濡れたままの里芋を耐熱皿に並べてラップをかける
(2)600wの電子レンジで6〜7分前後加熱する(硬くなければOK)
(3)少し冷ました後、残りの皮をむく(手でもむけます)
[更に土臭さをなくす方法]
・ボウルに入れて洗う方法だと土臭さが残ってしまうことがあるので、流しながら洗う
・皮を厚めにむく
・下茹で時に、塩や酢や米のとぎ汁などを加える
・下茹でして水で洗い流した後に、酢水に5分ほど付けておく
通常の下処理で土臭いのが残る場合はこの方法も加えてみてくださいね♪
下処理で注意することは、茹ですぎないことです!
茹ですぎると調理過程で型崩れしてしまうので注意しましょう。
アク抜きに関しては、塩で揉んで洗い流したり下茹でしているので、アク抜き効果にもなっています。
里芋のぬめりは取らない!?取り方も
里芋のぬめりは取らない方がいいのか!?ぬめりを取る場合の取り方についてもご紹介します。
里芋の特徴でもある“ぬめり”ですが、ガラクタンという水溶性食物繊維で、水に溶けるとゲル状に変化します。
ガラクタンは、脳細胞の活性化、コレステロールや血圧を下げてくれる効果、免疫力の強化やガン予防などに期待されています。
この効果から、「ぬめりは取らない方が栄養にいい」という声もありますよね。
ですが、「ぬめりのせいで味が染みにくい」「ぬめりを取らずに調理していくと煮汁が濁ってしまう」などの点も気になり、ぬめりを取る人の方が多いようです。
ぬめりを取る方法をいくつかご紹介します。
[ぬめりの取り方]
・皮をむいた里芋に塩をふって揉んでから洗い流して茹でる(塩は里芋5〜6個に対して大さじ2程度)
・皮をむいた里芋を洗い、乾いたふきんやキッチンペーパーなどでぬめりを拭き取る。
・下茹で時に米のとぎ汁を使う
などの方法があるので、下処理時に試してみてくださいね。
ぬめりを取ることで味が染み込みやすくなり、煮るときに吹きこぼれることがなくなるそうです。
里芋に関して様々な情報があるので、調理前に悩んでしまいますよね。
土臭さに関しては、一手間加えるだけで土臭さがなくなるので、ご紹介した方法などを試してみてくださいね。
ぬめりを取るか取らないかは料理によって変えるのがいいと思います!
また、里芋を美味しく調理するためにも、保存する時は泥が付いたまま新聞紙で包んで常温で冷暗所などに置いておくと長持ちします。
洗ってあるものや下茹でしたものは、冷蔵庫に入れて2〜3日以内に使い切りましょう。
ということで今回は、里芋の土臭さの下処理やアク抜きの方法、ぬめりの取り方などについてご紹介しま
した。